2010年12月27日 世界一、"教育の質が高い"国、日本へ
日本経済新聞の未来面に、興味深い記事が載っていた。
「日本の教育システムを教えてほしい。」北欧フィンランドの学力の高さの秘密を探るために現地取材していた時、同国の教育大臣や学校の教師たちに「逆取材」を受け面食らった記憶があります。
フィンランドといえば、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査で上位の常連。にもかかわらず、日本の教育に関心を寄せるのは、人口1億人を超える国で唯一、日本が上位にいるからだそうです。「教育の底上げは大国の方が難しい。どうやって学力を維持してるんだ?」。学級崩壊や教師の不祥事、基礎学力の低下などが連日報道されますが、他国から見れば依然として日本の教育水準は高く、この強みを生かさない手はありません。
なるほど、と思う。実際に教育の現場に立っている身としても、教育水準の高さ・学力の高さを感じる。
しかし日本には、卓越した才能を伸ばす場が少ないのではないだろうか。優秀な人間・意欲ある子どもが横並びの教育を強いられている現状を考えると、日本の未来が明るいものとも思えない。本当に才能のある子にとっては、中学受験というシステムすら弊害となっている。教育制度そのものを変更しなければならない時期に来ている。
「日本の教育システムを教えてほしい。」北欧フィンランドの学力の高さの秘密を探るために現地取材していた時、同国の教育大臣や学校の教師たちに「逆取材」を受け面食らった記憶があります。
フィンランドといえば、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査で上位の常連。にもかかわらず、日本の教育に関心を寄せるのは、人口1億人を超える国で唯一、日本が上位にいるからだそうです。「教育の底上げは大国の方が難しい。どうやって学力を維持してるんだ?」。学級崩壊や教師の不祥事、基礎学力の低下などが連日報道されますが、他国から見れば依然として日本の教育水準は高く、この強みを生かさない手はありません。
なるほど、と思う。実際に教育の現場に立っている身としても、教育水準の高さ・学力の高さを感じる。
しかし日本には、卓越した才能を伸ばす場が少ないのではないだろうか。優秀な人間・意欲ある子どもが横並びの教育を強いられている現状を考えると、日本の未来が明るいものとも思えない。本当に才能のある子にとっては、中学受験というシステムすら弊害となっている。教育制度そのものを変更しなければならない時期に来ている。